現役九大生の骨助と申します。
今回は、高校時代曲がりなりにも英語を得意教科としていた身として、オリジナル単語帳を使った英単語学習についてお話ししたいと思います! 現役で京大に合格した友人もこのやり方で学習してました。
市販の単語帳だけで英単語なんて覚えられない…といった悩みを抱えている受験生必見です! もっと手軽に、英単語学習に取り組むことができるようになります。
オリジナル単語帳を作ろう
はじめに
皆さんは英単語をどうやって覚えていますか?
市販の単語帳でまずは英単語に触れ、それを長文演習などを通して定着させる。そんなやり方がおそらくスタンダードな暗記方です。
私自身大半の単語はそれで覚えていたのですが、もっと効率的なやり方があるのでは?と考えた結果、賢そうな友人を真似て始めたのがオリジナル単語帳作りでした。
オリジナルの単語帳は、より効率的な単語学習をサポートしてくれます。
作るメリット
わざわざ自分で単語帳を作るなんてめんどくさいし、時間の無駄だ…と考える人も勿論いるでしょう。しかし、オリジナルの単語帳にはその手間に見合った十分な価値があります。作るメリットを簡単にご説明します! なお、あくまでも市販の単語帳との併用を前提としています。
市販の単語帳での学習の効率化
市販の単語帳を利用していると、どうしてもこの単語が覚えられない…という状況に多くの人が遭遇します。私もそんな一人でした。
そんな時、単語帳に付箋などで印をつける、といった方法も勿論効果的なのですが、オリジナルの単語帳に苦手な単語をリストアップしておくことでより重点的にそうした単語と向き合うことができるようになります。
また、「リストとして残した」という経験は案外記憶に残りやすいもので、実際にその単語に遭遇した時に「これリストの上の方に書いた単語だ!」という情報から意味を思い出すことができるようになります。単純に「記憶の引き出しが増える」という効果が期待できるわけです。
また、「royal」と「loyal」といった紛らわしい単語も自分でリスト化しておけば結構思い出せたりします。市販の単語帳だと全然違うページに書いてあったりするので、それらを結びつけて覚えるという意味でも自分でリスト化する意義があるのだと思います。
長文演習から単語をインプット
いくら単語帳に載っている英単語を一通り理解できたとしても、それだけで実際に長文が読めるかといえば決してそうではありません。
知っている単語の知らない用法が出てきたり、見たこともない単語、イディオムと出会ったりするからです。そしてその単語が、別の長文でも当たり前のように使われていたりするのが英語の嫌なところ。それらも覚えておくに越したことはありません。
その長文を読み終わった後一応意味を調べる、という人は結構いますが、じゃあ入試本番同じ単語が出たらみんな答えられるか、といえば残念ながらそうではない。そして「あの時一回調べたのになぁ…」という状況が一番悔しいですよね。
そうならないためにも、オリジナルの単語帳という形で一度読めなかった単語を控えておく、というのはとっても効果的な勉強法です。そうすることで、長文演習から単語をインプットできるようになり、英語学習の効率がグッとアップしていきます。市販の単語帳の単語は多くの人が覚えているので、実際の試験で点差がつくのはこの部分だったりします。
英単語学習をもっと身近に
自分で単語帳を作るという作業は当然面倒ではあるんですが、それ故に頑張って作り上げた単語帳には愛着が湧いてきます。
「英語を勉強している証」みたいな感じで結構誇らしい存在になってきて、とりあえず登校用バッグには常に入れるようになって、英語の授業の後とりあえずチェックして…といった具合に、勉強の習慣化やモチベーション維持に一役買ってくれるようになります。
私の場合、二次試験の英語直前に読んでいたのは結局愛着のあったオリジナル単語帳でした。
英単語なんて覚える気にならない…なんて人も、とりあえず作ってみることをお勧めしておきます!
オリジナル単語帳の作り方
作り方は人それぞれだとは思いますが、一例として私自身の単語帳の作り方をご紹介したいと思います。
ノートを用意する
まずは単語帳となるノートを準備します。サイズは持ち運びやすさや手軽さを考慮して、小さめのものをお勧めいたします。 私のはA6サイズです。
小さめのサイズで、好きなキャラクターのノートがあるならそちらをお勧めします。なんとなく手に取りやすい方がとっかかりやすいですからね。私はポケモンセンターで見つけた、上のリンクの商品のポケモンバージョンを愛用しております。めっちゃ可愛い。
罫線を引く
見やすい単語帳にするためにも、あらかじめ目安となる罫線を引いておきます。新しい単語を書き込むたびに罫線を書き足していては面倒なので、時間がある時に数ページ分まとめて書いておくことをお勧めします。
私の場合2行間隔で引いていますがその辺はお好みで。縦線が欲しい方は引いちゃって全然大丈夫です。写真ではシャーペンで引いちゃってますが、消しゴムで消すことを考えるとボールペンの方がいいかも。このノート、中身まで可愛いです。笑
単語を書き込む
あとは英単語と意味を書き込むだけ。苦手な単語や長文で出会った知らない単語・イディオムをバンバン書き込んでいきましょう。私はシンプルに単語と意味だけを書き込んでいますが、例文や発音記号もお好みでどうぞ。
覚えたい意味の部分は赤ペン(オレンジの方がお勧め)で書いておけば、赤シートを使って学習できます。その辺は好みの問題だと思います。
どの問題集・模試でその単語に出会ったか、 という情報も書き込んでおいた方がbetter。「あの長文のあそこで出てきた単語だな」という結びつけ方が可能になるからです。このページの場合、右上に書いてある通り「英語長文問題精講」という問題集から抜き出していることがわかりますね。
あとは普通の単語帳と同じく、何度も読み返して覚えちゃいましょう! 覚えられないにしても、一度自分で書き込んで何度も読み返した、という事実は必ず力になります。
オリジナル単語帳活用法
いざ自分専用の単語帳を作っても、それをうまく使えなかったのでは意味がありません。また、オリジナル単語帳に書き込む習慣が身に付かなくて三日坊主になってしまうのももったいないことです。ここでは一例として、怠け者の私のオリジナル単語帳を使った学習法をお教えしておきます。ご参考までに。
問題演習の後すぐに単語を書き込む
授業や課題、自習の中でわからない単語が見つかった時には、演習中、もしくは演習直後にすかさず意味を調べて単語帳に書き込みます。「 後でいいや」なんて思ってたら、サボり癖のある人は絶対やりません。実のところ私も半年間、単語帳の更新を怠っていたことがあります。必ずすぐに書き込みましょう。ずっとその習慣を続けておけば、わからない単語を書き込んでいない状態が気持ち悪くなります。
書いた時に前のページを見直す
当然ですが、書いただけで満足していては単語は覚えられません。でもだからといって、「忘れた頃に読み直そう」なんて思っているうちは絶対に読み直しません。ここでは、新しい単語を書き足したタイミングで一つ前に書いた単語を読み直すことをお勧めしておきます。「1回前に書いた単語くらい覚えてるよ」なんて思う人もいるかもしれませんが、短い期間を空けたタイミングで復習することが長期記憶へと繋がっていきます。書き込むたびに前のページを読み返す習慣を身につけましょう。
あとは普通の単語帳と同様に、定期的に読み返していれば大丈夫です。普通の単語帳を読む時に、ついでにオリジナル単語帳にも手をつける。これを徹底します。
もっとも私は結構サボっちゃってたんですけどね…笑
おわりに
英語学習をサポートするオリジナル単語帳。作ること自体はそこまで手間のかかることではないので、一度試しに作成してみてはいかがでしょうか!
皆さんの英単語学習がより良いものになることを心から祈っております。以上で紹介を終わります!
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