私にとっての直近の課題。
「だ・である」(常体)で行くのか「です・ます」(敬体)で行くのか、いまだに定まっていない。うーん。これは難しい。同じ境遇の方もおられるのではないだろうか。
常体
「だ」「である」のように、言い切るような形で終わるのが常体である。
主に論文や現代評論、小説などで用いられている。
敬体
「です」「ます」を文末に用いる書き方。
いわゆる話し言葉で、閲覧者の存在が強く意識される場ではこちらが用いられることが多いです。
それぞれの利点
- 常体
はっきり言って、書きやすいのは常体。
1つの大きな特徴として、基本的に読み手に対して敬意が払われない。しかし、言いたいことを端的に表現することができるため、考えや事実を説明する場において優れた手段であるように感じる。
また、敬体と比べ文末の自由度が高いため、「文末に『です』が連続で出てきて読みにくい」なんてことを心配する必要もない。文章の書き手ファーストの書き方といえる。
そして、なんといってもかっこいい。。万人に共通する感覚じゃないかもしれないけど、夏目漱石の文章なんかはやはり渋くてかっこいい。
米津玄師さんのツイッターがやたらとかっこいいと思うのは私だけだろうか。
彼は時たま「いったいいつの時代を生きてるんだろう」と思ってしまうような呟きをする。でもそれがかっこいい。1ファンとして、常体に憧れてしまうのもまあ仕方がないだろう。もっとも、彼のそれは常体ともまたちょっと違うのだけど。
彼が書くからかっこいい、というのは言うまでもないにしろ、素人が書いてもどことなく文豪感が出る。それが常体のメリットだろう。文章が堅くなるのが欠点。
- 敬体
「です」「ます」といった丁寧語が用いられることで、読み手に敬意が払われます。
よって、文章が和やかな感じに。さらに、顔文字や「!」「?」に繋げやすいのも大きなメリットです。
あくまで文章を「読んでいただく」立場にある場合は、読む人に不快感を与えないためにもこちらを用いるべきでしょう。宣伝や広告なんかはこれに当たります。
また、話し言葉ですから親しみやすい文章を書きやすいというのも特徴の一つです。
「あなたもそう思うであろう」よりも「あなたもそう思いませんか?」の方がずっと柔らかいですよね。
若干の書きにくさを犠牲に、読み手への敬意を表現できるのがこちらの利点です。
結論
結局ケースバイケースなのかな、と思う…w
ずばっと表現したいなら常体を使えばいいし、丁寧な文章にしたいいのであれば敬体を使うとよい。
実際途中で切り替えたりしない限り、「常体だから読みたくない」なんてことはよっぽどのことがない限りはないだろう。自分の書きやすいほう、好きな方、誰に読んでもらいたいかといったことから総合的に判断すればいいのではないだろうか…結論になってねえ…w
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