2019年6月9日、岡崎体育はデビュー前から目標として掲げていたさいたまスーパーアリーナでの単独公演を見事に成功させた。
そんなライブでの、岡崎体育の執念が詰まった楽曲のプロモーションビデオが9月8日、ついに公開された。
岡崎体育「トロッコにのって」。
夢の舞台で披露された、岡崎体育らしい最高のエンターテインメントの一幕を、ここに垣間見ることができる。
トロッコ移動すら笑いに変える男、岡崎体育
アイドルやソロシンガーなどのライブにおいてありがちな、トロッコで移動しながらの楽曲披露。客席のファンとの距離が一気に縮まる王道の演出だが、岡崎体育はそれさえも笑いに変えてしまった。
”お前がそれやるか”と思わず言いたくなってしまうような華やかなトロッコ移動とともに、爽やかに楽曲はスタートする。
あたかも”これが岡崎体育の代表曲だ!”と言わんばかりの笑顔を振りまきながら楽曲を披露する岡崎体育だが、「トロッコにのって」はこれが初披露。ファンは誰一人として曲を知らない。
その後も初披露なのにトリッキーな手拍子やレスポンスを観衆に求め、サビでは大ヒット曲のようなノリで「歌って!」と叫ぶなど、終始ネタ要素満載。
その後「みんなが全然知らない曲でトロッコ周んな」「これを良しとするな」とセルフで突っ込みを入れている。
ミュージシャンのライブをなんとなく知っている人であれば、だれが見ても面白いPVである。
真面目なバラード曲や人気曲ではなく、あえてトロッコ移動でネタに走った岡崎体育。
さらに何がすごいって、「みんなが全然知らない曲をトロッコで歌う」というネタの性質上、この曲は一回しか歌えないのだ。
それを長年の夢だったさいたまスーパーアリーナで披露したことで、「夢の舞台で誰も知らない曲を歌いながらトロッコで周る」という前代未聞のエンターテインメントを作り上げた岡崎体育。ここまでくると、もはや彼の執念は尊敬に値する。
たった1回だけの、最高の楽曲パフォーマンス。まだPVをご覧でない方はこの機会に是非。
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